肛門外科

専門医による的確な診断と、デジタルアノスコープを用いたわかりやすい説明を心がけています。日帰り手術も行っていますのでご相談下さい。

肛門にできる主な病気

内痔核(いぼ痔)

痔核は、クッションが大きくなり症状(出血・脱出・痛み・痒み)を表すようになったものです。治療方法には、薬物療法と手術療法があります。薬物療法は症状緩和に有効ですが、慢性の痔核自体を完治させる効果はありません。クリニックでは日帰りの痔核手術も行っています。完治を目指したい方はご相談ください。

血栓性外痔核

肛門の外側(外痔核)の中に血の塊(血栓)ができた病気です。肛門の外側は知覚神経があるため、痛みを強く感じます。 便秘のいきみやスポーツなどで肛門に負担がかかったときに突然発症します。痛みのピークは2-3日であり、1週間で痛みが軽快することが多いのですが、腫れがひくのは1か月程度と考えられます。薬でのコントロールが難しい場合には、手術療法(血栓除去術)を行います。自然の経過を考慮して、治療方法については適宜、相談しましょう。

裂肛(切れ痔)

その名の通り、硬い便などによって肛門が過度に伸ばされて裂けてしまう病気です。肛門に傷ができるために肛門の痛みや出血がおこります。放置していると肛門痛がひどくなったり、肛門が狭くなって便が出にくくなったりします。何度も繰り返してしまう方は、排便コントロールも含めた早めの治療が必要です。

痔瘻・肛門周囲膿瘍

下痢などが原因で、肛門内の狭い隙間に細菌が入り込み,肛門腺が化膿して肛門周囲膿瘍となります。さらに肛門周囲の皮膚とトンネルでつながると痔瘻となります。肛門周囲膿瘍の状態では,膿が溜まるため、おしりが腫れて痛みを伴います。おしりが腫れて痛い、おしりに膿がつくなどの症状がある場合にはこれらの病気の疑いがあります。放っておくと、トンネルがたくさんできたり(複雑化)、がんが出てくるリスクもあります。手術が必要なことも多いため適切な診断が重要です。

肛門部粉瘤

皮膚の下に、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、たまってしまってできます。たまった角質や皮脂は外には出られず、そこに細菌感染をすると膿がたまって痛みを伴うようになります。痔ろうによる肛門周囲膿瘍と区別が難しい場合もあります。痛みが強い場合にはクリニックで膿を出す処置を行います。

肛門掻痒症

肛門やその周りにかゆみ(掻痒)を伴う病気です。夜間に床に入って身体が温まると徐々に痒みが強くなって、眠れなくなることもあります。強い痒みのために指の爪で掻ききってしまい、肛門皮膚に深い傷をつくって、菌や真菌が感染することもあります。最近では、肛門を紙で拭きすぎや、温水トイレで肛門の奥までの洗いすぎが原因となっていることも多いです。肛門の病気や傷の評価目的にも受診をおすすめします。

痔の診断

ご自身では見えないところにあるため、医師による肛門診察が必要となります。おしりを診察されることには抵抗がある方も多いと思います。そのため、デジタルアノスコープによって患部の状態をご本人にもご確認いただき、なるべく一度の診察で適切な治療方針を提示できるよう努めています。

痔の診療

痔の治療方法 注射治療と手術治療

さくら内視鏡クリニックでは痔の治療として、ジオン治療という注射治療と、手術による方法を行っています。ジオン治療とは、切れ痔やいぼ痔の患部に薬剤を注入して固めてしまう方法です。痛みもほとんどなく手術のように出血もなく短時間で完了することが特徴で、主に中期までの痔に多く用います。ジオン治療では効果が薄かったり、再発してしまう場合や、程度が進んだ症例には手術による治療が効果的です。手術であっても注射治療と同様に日帰りが可能です。どの方法を選ぶかは患者さんの状態により決まってきますが、適切な方法を選び、ご説明の上おこなうようにしています。

痔の治療は恥ずかしいと抵抗がある方も少なくないと思いますが、放っておいても良くなることはありませんし、出血、痛みなどの症状で座れない、歩きづらいなど生活の質を下げることになってしまいます。中には何年も我慢される方もいるのですが、早く治療をすることをお奨めします。治療後は多少の痛みもありますが、翌日から仕事や普段通りの生活が可能です。痔の初期症状としては、排便時の出血のほか健康診断の検便で血が混じることや、時にはかゆみが出ることもあります。気になる症状がある場合には早めにご相談ください。

痔の治療
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