コロナ時代の内視鏡診療について

コロナ時代の内視鏡診療について

こんにちは。さくら内視鏡クリニック品川の瀧田です。今日はコロナ時代の内視鏡診療についてお話しします。

こちらは数年前に中国に内視鏡の指導に行かせていただいた際の写真です。マスクもしていなければ、検査室もぎゅうぎゅうで、つい数年前なのに隔世の感があります。コロナ禍により、マスクは必需品となり、ソーシャルディスタンスや3密の回避といったあらたなマナーとともに生きる時代となりました。

これは内視鏡に限らずあらゆる接触を要する業務にも通ずる話なのですが、検査を受ける方と検査をする我々の距離を物理的にこれ以上離すことができないのと、これに加えて内視鏡については検査中の鼻・口や糞便からの飛沫が無視できないという問題があります。しかし、コロナが落ち着くまで内視鏡診療を中止するということでは、患者様の重大な不利益につながる可能性もありますので、感染に十分注意した上でこれまで通りの診療をおこなっていく必要があります。

コロナウイルスの拡大にともない、日本消化器内視鏡学会から、内視鏡の適応や標準的な防護策、内視鏡室の環境や我々従事する者が留意するべきことについての提言が出され、都度アップデートされています。当院でもこの提言に準じた感染対策をおこなった上で、検査を施行しております。

コロナ時代になってから、健診で内視鏡が受けられなくなったり、定期的に内視鏡を受けるように言われていたけれどなんとなく足が遠のいてしまったというお話をお聞きします。コロナによる受診控えが原因でがん発見が減少したというニュースもありました。適切なタイミングで適切な検査を受けるのは、早期発見において大切なことだと思います。はからずも、コロナ禍によりご自身の健康を見つめ直すという一面もあるかもしれません。お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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当院は予約制となっております
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