大腸カメラ前の下剤について

大腸カメラ前の下剤について

こんにちは、さくら内視鏡クリニック品川の瀧田です。今日は大腸カメラ前の下剤についてお話しさせていただきます。

大腸カメラはそのままおしりからカメラを入れるとお通じで何も見えないので、事前に下剤を飲んで、腸洗浄をしていただく必要があります。当院では以前お話しした検査前のお食事に加えて、いくつかの下剤をご用意しております。

液体の下剤として、モビプレップ®とニフレック®がございます。どちらも服用前に水を入れて溶かすお薬で、計2から3リットルを2時間ほどで飲んでいただくことになるのですが、モビプレップの場合はお薬と水・お茶を交互に飲むような形になります。これらはご年齢や既往症、普段の排便状況で使い分けることが多いです。味としては、表現が難しいですが、モビプレップは梅風味、ニフレックはスポーツドリンク風といった具合でしょうか。

モビプレップの作り方をご説明します。まず袋からお薬を取り出します。蓋を開けて、★の線のところまで水を入れます。蓋を閉め、袋を上から押さえて、水の入っているAと薬剤の入っているBを開通させます。よく振った後、2リットルの線までさらに水を入れます。再度よく振って溶け残りがないことを確認したら完成です。

モビプレップもニフレックもこぼしやすいので、両手でしっかり持ってコップに注ぎ、決められた用法通りにお飲みください。

だいたい飲んでいる途中から排便が始まって、10回くらい出ると、黄色透明のお通じに変わります。そうなれば検査可能となります。だいたいこの状態になると、お通じは頻繁ではなくなって、移動できるようになると思いますのでご安心ください。内服を終えても便が出ない場合や、透明にならない場合はクリニックにご相談ください。また、内服中におなかが痛くなったり、ご気分が悪くなった場合もクリニックまでご連絡ください。

水分を飲むのが得意でない方もいらっしゃると思います。そういった方には錠剤の下剤もご用意しております。これも粒だけではなくて、お水もある程度飲んでもらわないといけないのですが、水薬をたくさん飲まなくてよいというメリットがありますので、お気軽にお問い合わせください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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当院は予約制となっております
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