胃がんについて

胃がんについて

こんにちは。さくら内視鏡クリニック品川の瀧田です。今日は胃がんについてお話ししたいと思います。

以前から日本人には胃がんが多いことが知られていました。その原因については長らく議論されてきましたが、現在、胃がんの最大の危険因子はヘリコバクターピロリ菌という、胃に住み着く菌であることがわかっています。この菌が胃にいると胃炎が起こり、その一部の方に発がんを引き起こすとされています。

胃がんにはいろいろな見た目があります。進行した胃がんは、あきらかにまわりの粘膜とは異なる“できもの”として観察されることが多いです。スキルスと呼ばれる、胃が硬くなって広がらなくなるタイプのものもあります。一方、早期の胃がんは、わずかな凹凸や、色調の違いでしか認識できないものも多いです。

胃がんにはどのような症状があるのでしょうか。早期の間はほとんどが無症状ですが、進行すると、みぞおちの痛みや不快感、吐き気や食欲低下をきたします。また、胃がんから出血すると、吐血や下血の原因となることもあります。このような症状をお持ちの方は、早めに胃カメラをしてもらったほうがよいでしょう。なお、胃がんは早期に発見すれば、内視鏡での治療が可能となりますが、これはすなわち、症状が出ないうちに発見することが必要となってきます。定期的な検診も大切ですね。

胃がんができる方の99%がピロリ菌がいる、もしくはいた人と言われています。胃がんは数少ない、予防ができるがんです。ピロリ菌がいる人は除菌により胃がんのリスクが1/3になったという報告があります。しかし、この結果からもおわかりのように、ピロリ菌を除菌したら、もう胃がんにならないというわけではありません。除菌した後も、定期的に胃カメラをしていただいたほうが安心でしょう。ピロリ菌の検査、除菌とも当院で可能ですので、お気軽にご相談ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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当院は予約制となっております
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