逆流性食道炎について

逆流性食道炎について

こんにちは。さくら内視鏡クリニック品川の瀧田です。今日は逆流性食道炎についてお話ししたいと思います。

逆流性食道炎は胃酸が食道に逆流して、食道の粘膜がただれることで起こります。胃はもともと胃酸から自分を防御する機能を持っていますが、食道にはこれがないため、胃酸の逆流が続くと、粘膜が炎症を起こしてしまうのです。症状としては、胸やけや不快感、酸っぱいものが上がってくる感じや、げっぷやのどの違和感などを呈します。長引く咳の原因となることもあります。食道のただれ具合により、4段階に評価されます。

食道と胃の間には逆流を防止する筋肉があるのですが、加齢や肥満、胃の手術の後などで、これがゆるんでしまうと、胃酸の逆流が起こりやすくなります。食生活の欧米化も一因となります。ピロリ菌感染率が低下して健康な胃の人が増えたことで、胃酸がしっかり出る人が多くなったため、近年増加している疾患でもあります。また、食道粘膜がただれていなくても、胃酸の逆流により同様の症状が起こることがあります。逆流性食道炎の症状は、他のご病気でも出る可能性があるため、症状が続く場合は一度胃カメラを飲んでもらったほうが安心だと思います。

胃酸の逆流により食道がただれた状態が長く続くと、食道の粘膜が変化してしまうことがあります。この変化した粘膜はバレット食道とよばれます。バレット食道からは、まれに癌が発生することがあるため、バレット食道と診断された場合は、定期的に胃カメラで経過をみたほうがよいでしょう。

逆流性食道炎には胃酸を減らすお薬が有効です。また、脂肪の多い食事や、アルコール、炭酸飲料はお控えいただいたほうがよいでしょう。食後すぐに横になるのものぞましくありません。腹圧がかかる動作や、寝ている間の逆流を防ぐため、上半身を少し高めにしてお休みいただくのもひとつの対策だと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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当院は予約制となっております
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